組合員の皆様におかれましては、日頃からJA事業に対しまして格別の御理解と多大なご支援を賜り、役職員一同厚く御礼申し上げます。
昨年も、全国各地で発生した地震、台風や豪雨等により、農産物や農業施設に大きな被害が発生しました。管内におきましても、台風24号の影響により農産物が被害を受け、品質や収量が低下しました。被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
日本農業を取り巻く環境は、輸入農産物の関税引き下げを伴うTPP11や日欧EPAが発効するなど、急速に変化が進んでいます。
こうした環境の中、JAグループ宮崎では、昨年11月に第24回JA宮崎県大会を開催し、4つの議案と「県域JA構想」が決議され、5年以内を目途に県域統合に向けて協議を進めることが決議されました。JAグループの使命・役割である「農業所得の向上」と「地域活性化」に向けて、JAの総合力を発揮して取り組んでまいります。
また、本大会において、第三次「所得アップGO!GO!テン」運動優良表彰を当JAのハウスきんかん専門部が受賞され、これまでの若手育成や新技術導入による生産量の確保等の取り組みが高く評価されました。
11月に開催された第27回四郡及びよりよき宮崎牛対策協議会、合同枝肉共励会の団体の部において、当組合肉牛部会が8連覇を達成しました。また個人の部においてもグランドチャンピオンに、(有)光畜が輝き、JAはまゆう肉牛部会の実力を県内外にPRできました。平成30年度の総販売実績は、組合員の皆様のご努力により、計画対比104.8%の122億円となりました。
一方、本年5月には、政府の「農協改革集中期間」の期限を迎えますが、昨年よりJAでは「自己改革」に関する組合員向け調査を開始しております。皆様からいただいた評価を真摯に受け止めるとともに、これを契機とした組合員との対話を通じて、更なる自己改革の実践に務めてまいります。
こうした取り組みにより、組合員や地域の皆様から、「JAはなくてはならない組織」との評価をいただくことができれば、協同組合の原点から新たな出発ができると確信しております。
本年も、引き続きJAの取り組みや事業運営につきまして、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。